2013年1月アーカイブ

人からお金借りる歴史

お金借りるためにはまず、お金が重要なものだと社会が認知する必要がありますが、これが浸透していくのは日本では鎌倉時代の中盤以降にさかのぼります。それまでは物々交換が主流であり、人と人とのもめごとの主な原因は土地の所有権についての争いでした。どれだけお金を持っているかというよりもどれだけ生産できる土地を持っているかの方が重要だったのです。
これが鎌倉時代の中盤ごろに貨幣経済が浸透してきますと、お金を使わなくては必要なものが手に入れづらくなってきます。そうした中で現れてくるのがお金を貸す借上という金融業者です。借上は庶民でありながらも金貸しとして、お金借りる武士や貴族たちにとって、なかなか頭の上がらない存在となっていきます。鎌倉幕府ではこの状態に対して永仁の徳政令を出して借金の帳消しなどをさせますが、一時的に解消されただけで、借上と支配層であるはずの武士や貴族との逆転した上下関係が大きく変わるものではありませんでした。その後も借上のような金融業者は名前を変えながら今日でも存在しています。

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